蔦谷書店って儲かってるのか?
さて、パソコンを使って作業をしようと蔦谷書店に行くと、またしても気になりました。
本当にこれでTSUTAYAは儲かっているのか?ということです。
蔦谷書店とはスターバックスと本屋であるTSUTAYAがいっしょになった、いわゆるブックカフェと呼ばれる場所です。
購入前の本をスターバックスへ持ちこむことができ、お茶をしながら本を広げて読むことができます。
一度に3冊までであるとか、雑誌はNGとか、カバーがかかっていて閲覧できない書籍や雑誌があるなど、店舗によって制限があるものの、ついつい長居してしまうようなスペースになっています。
ここで多くの人が疑問を抱えると思います。
「こんな場所で本を買う人っているのだろうか?スターバックスはともかくTSUTAYAは儲かるのだろうか?」と。
実は調べていくと、それでも(おそらく)儲かっているようです。
その理由は2つ。
①蔦谷書店ではスターバックスをTSUTAYAが運営しているから
②日本の出版業界では委託販売制をとっているから
1・スターバックスをTSUTAYAが運営しているとは
蔦谷書店においてはスターバックスが運営のライセンスをTSUTAYAに渡しているようなのです。
フランチャイズのようなイメージでしょうか。ライセンスがTSUTAYAにあるといっても、当然TSUTAYAの好き勝手にできるわけではないですが、利益は基本的にTSUTAYAに入っているようです。
つまり、蔦谷書店でのスターバックスの利益はTSUTAYAに流れているということですね。
蔦谷書店のスターバックスではTカードが使えるというのも、ライセンスが譲渡されているからなのかもしれません。
2・委託販売制とは
委託販売制とは日本の出版業界において長く採用されている制度です。
この委託販売制のおかげで、一定期間内であれば書店は店頭に並べている書籍を出版社へ返すことができるようになっているのです。
つまり、仮に本が売れなかったとしても最終的には出版社へ返品すればいいわけで、負債を抱えることがないということですね。
なかには返品不可の書籍もあるようですが、大半の書籍は返品できるようです。
みんなカフェで書籍を読んで、最終的に購入しなかっとしても、出版社に返せばいいやとの思いがあるのかもしれません。
※返品可能が基本となると、出版社が損するのでは?と思うかもしれませんが、一方でニッチな分野の本も書店に並べてもらえるというようなメリットもあります。
それならいっそ堂々と使おう
本を買わなくても蔦谷書店が儲けているのであれば、堂々と使ったらいいですね。
コンセントとWi-Fiもそろっていますし、さらに書籍も読めるとなったらノマドワーカーにとってはうれしい限りです。